図解
※記事などの内容は2017年1月19日掲載時のものです
【ワシントン時事】20日のトランプ次期米大統領の就任式に向けた準備がワシントンで進んでいる。ただ、就任直前の支持率が40%と異例の低さを記録しており、華やかな祝賀ムードが今後広がるかは不透明だ。当日は大規模デモが計画され、治安当局は警戒を強めている。就任式が大統領選で露呈した「米国の分裂」を改めて際立たせる恐れもある。
会場となる連邦議会議事堂前では18日、観光客らが次々と訪れ、記念撮影をしていた。南部オクラホマ州から来たジャネット・クリーマンさん(73)は「就任式は盛り上がると思うわ。トランプ氏は報道されているよりも多くの支持を得ている」と話した。カメラマンの男性(54)も「好きかどうかでなく、どのような人物であれ、大統領を支持するのは大切だ」と述べた。
議会からホワイトハウスまでパレードが行われるペンシルベニア通りでは、沿道に観客席が設置され、数メートル置きに米国旗がひるがえる。就任式のスピーチを放送するための大型スピーカーも多数用意された。
一方で、市内では既に小規模な抗議デモが行われており、パレード経路にあるトランプ氏所有のホテル入り口付近はフェンスに囲まれるなど警戒感が高まっている。
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