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【図解・国際】米大統領選・オバマ、ロムニー両候補のプロフィール(2012年11月)

◎オバマ氏が優勢=米大統領選、投票開始へ

※記事などの内容は2012年11月6日掲載時のものです

 【ワシントン時事】オバマ米政権の1期目に審判を下し、今後4年間のかじ取り役を決める大統領選は6日朝(日本時間同日夜)、東部諸州から投票が始まる。再選を目指すオバマ大統領(51)が勝敗を決める接戦州の多くで共和党のロムニー前マサチューセッツ州知事(65)に対してリードを保っており、大統領優勢の見方が強まっている。
 選挙戦は景気の本格回復の遅れを反映し、雇用再生の道筋をどう付けるかが最大の争点になった。目指すべき国家像についても論戦が展開され、大統領は政府が一定の役割を担い、過度の競争を排する「公平な社会」を目指すと表明。ロムニー氏は民間主導の「自由な社会」を構築し、全体の底上げを図ると主張した。
 大統領選は50州と首都ワシントンに割り振られた計538人の選挙人の過半数、270人を得た候補が当選する仕組み。各種世論調査によると、最激戦区の中西部オハイオなど接戦の4州で大統領が一定の差をつけたまま推移している。
 ニューヨーク・タイムズ紙は大統領が確保した選挙人は243人に上り、ロムニー氏の206人との差は逆転が難しいとして、大統領再選の確率を9割以上と予測。選挙分析に定評のあるバージニア大政治センターのサバト所長は5日、大統領の獲得選挙人の数は最終的に290に達するとの見通しを示した。
 大統領は同日、選挙戦締めくくりの場として前回大統領選の活動をスタートさせた「原点の地」中西部アイオワ州で演説。米国は本物の前進を遂げたと訴え、4年前のスローガン「イエス・ウィー・キャン(そうだ、われわれはできる)」を声をからして叫んだ。
 一方のロムニー氏は挽回を懸け、6日も選挙運動を続行。オハイオ州などでテコ入れを図る。
 開票は同日夜に順次行われ、早ければ深夜(日本時間7日昼すぎ)にも大勢が判明する見通し。大統領選と同時に、上下両院選と11州の知事選も実施される。

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