図解
※記事などの内容は2012年11月5日掲載時のものです
【ワシントン時事】米国の次の4年間のかじ取り役を決める大統領選は6日、全米各地で投票が行われる。再選を目指す民主党のオバマ大統領(51)が接戦州で勢いをつけ、一歩リード。共和党のロムニー前マサチューセッツ州知事(65)は追走に懸命だ。結果は即日開票され、同日深夜(日本時間7日昼すぎ)にも大勢判明の見通し。
ワシントン・ポスト紙などの分析によると、大統領は東西海岸沿いの民主党地盤を中心に14州と首都ワシントンで優位に立ち、西部ネバダなど5州でもやや優勢。計538人の選挙人のうち、243人の確保に道筋を付けた。
ネバダ州は激戦が続いたが、同州が地元の上院民主党トップ、リード院内総務のてこ入れが効いたもよう。ロムニー陣営が最終盤に力を入れた東部ペンシルベニア州でもリードを保つ。
これに対しロムニー氏は、伝統的に共和党が強い南部と中西部を中心に21州で優位に立ち、大統領陣営が逆転を狙った南部ノースカロライナなど3州でもやや優勢だ。ただ、多くは人口規模が小さく、これらに割り振られた選挙人は計206人にとどまる。
残る7州(選挙人計89人)の行方はなお予断を許さないものの、最近の各種世論調査によると、大統領はこのうちオハイオ(18人)、ウィスコンシン(10人)、アイオワ(6人)の中西部3州で差をつけ始めた。選挙戦で最も注目を集めるオハイオ州は製造業が基幹で、雇用状況改善を好感したとの見方が多い。
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