図解
※記事などの内容は2012年11月3日掲載時のものです
米大統領選は、50州と首都ワシントンに割り振られ、大統領選出の役割を担う計538人の「選挙人」を有権者が州単位で決める間接選挙の形を取る。ただ有権者は投票に際し、選挙人ではなく大統領候補に1票を投じる方式になっており、実質的には直接選挙と言える。
各州の選挙人の数は、その州の上下両院議員定数の合計と同じ。最多は55人のカリフォルニアで、最少はアラスカなどの3人。2州を除き、各州の選挙人は得票1位の候補が総取りする。過半数の270人が勝敗ラインだ。
有権者による一般投票の日程は1845年に法律で「11月第1月曜日の次の火曜日」と定められた。11月に入れば収穫が終わり、投票に行くゆとりができるという理由と、キリスト教の安息日である日曜日は家で休み、翌日に馬車で出発すれば遠方であっても火曜日には投票できるという当時の交通事情が背景とされる。
選挙人による形式的な投票は12月17日。当選者の任期は来年1月20日に始まる。(ワシントン時事)
新着
会員限定