図解
※記事などの内容は2020年3月11日掲載時のものです
電通は11日、2019年の国内広告費について、インターネットがテレビメディアを初めて上回ったと発表した。ネットは前年比19.7%増の2兆1048億円と大幅に増え、2兆円の大台を突破。一方、テレビは地上波と衛星放送の合計でも2.7%減の1兆8612億円にとどまった。
ネット広告費は6年連続の2桁成長。電通は「スマートフォンの普及に伴い広告主にとってネットの重要性が年々増している」(広報局)と指摘している。
テレビ広告費は3年連続で減少した。同社は「天候不順や自然災害が続き、企業側に広告出稿を控える動きが広がった」(同)と分析している。ネット広告との使い分けも進んでいるとみられる。
国内全体の広告費は6.2%増の6兆9381億円で、8年連続のプラス。テレビに新聞、雑誌、ラジオを加えた「マスコミ4媒体」は合計で5年連続の前年割れとなったが、ネットの伸びが全体を押し上げた。
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