図解

【図解・経済】「カルピス」パッケージの変遷(2019年7月)

「カルピス」パッケージの変遷

おいしく健康、カルピス100年=飲み方、時代で進化

※記事などの内容は2019年7月6日掲載時のものです

 乳酸菌飲料「カルピス」が7日、発売から100周年を迎える。甘く爽やかな口当たりで、子どもからお年寄りまで幅広い世代に親しまれる超ロングセラー商品。飲み方は時代に合わせて進化しており、水で薄めるスタイルから、そのまま飲んだりカクテルに利用したり、幅が広がっている。
 カルピスは日本初の乳酸菌飲料として1919年7月7日に発売。水で薄めて飲む経済性に加え、「初恋の味」というキャッチフレーズで人気を集めたが、73年からの値上げをきっかけに売り上げは一時低迷。ガラス瓶から缶やペットボトルへの容器の切り替えも遅れた。
 しかし、91年に発売したそのまま飲める「カルピスウォーター」の大ヒットをきっかけに復活。2009年からは子供向けのイメージを変えようと「生乳を原料とした健康志向の飲料」との営業戦略を打ち出し、直近10年で出荷量を約1.5倍に伸ばした。
 長くカルピスの製造販売を手掛けてきた法人の「カルピス」は07年に味の素の傘下入り。その後、12年にはアサヒグループホールディングスの完全子会社となり、現在はバターなどの製造のみ行っている。
 カルピスの製造販売を担うアサヒ飲料(東京)はアルコールと混ぜたカクテル向けなど、「大人の飲み方」の提案を強化。40代以上の需要を掘り起こすのが狙いで、担当者は「(大人に)楽しんでもらうきっかけをつくりたい」と力を込める。
 100周年となる今月は、東京、大阪、名古屋のビアガーデンなどで、「誕生日」の七夕をテーマにしたカクテルを提供。さらに全国約1200の飲食店では、カルピスとビールやトマトジュースを混ぜたカクテルを楽しめるフェアを8月末まで実施する。 

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