図解
※記事などの内容は2019年3月15日掲載時のものです
伊藤忠商事は15日、スポーツ用品大手のデサントに対するTOB(株式公開買い付け)の結果、株式保有比率が30.44%から40%に上昇すると発表した。保有比率は3分の1を超え、伊藤忠は他社との合併など経営上の重要事項に対する拒否権を確保した。M&A(合併・買収)を助言するレコフ(東京)によると、大手企業同士による敵対的TOBの成功は国内初。伊藤忠はデサントへの影響力を強め、経営陣の刷新を迫る。
伊藤忠は1月末、デサントと事前協議せずにTOBを開始。同社経営陣は反対を表明し、労働組合も足並みをそろえ、敵対的TOBに発展した。和解に向けた話し合いも行われたが、歩み寄れないまま伊藤忠の勝利となった。
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