図解
※記事などの内容は2017年12月11日掲載時のものです
神戸製鋼所のグループ工場で、アルミ・銅製品の性能データ改ざんを受け、日本工業規格(JIS)認証の取り消しや一時停止が相次いでいる。神鋼が当初強調していた「社内規格に達していないが、JIS規格は満たしており、法令違反に当たらない」との説明が崩れた。その背景には安全認証に対する順法意識の薄さがある。関係筋によると、経済産業省は神鋼が法の趣旨を理解していないと危機感を強め、認証機関に調査を求めた。
経産省の指示を受け、民間のJIS認証機関が神鋼グループの全20工場・事業所を調査している。10月26日以降、子会社のコベルコマテリアル銅管の秦野工場(神奈川県秦野市)で2件、12月8日に神鋼メタルプロダクツの本社工場(北九州市)で1件の認証が取り消された。これで認証取り消しは2工場で3件、認証の一時停止は2工場で4件となった。
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