図解
※記事などの内容は2019年9月4日掲載時のものです
【ポートランド時事】太平洋クロマグロの資源管理策を話し合う国際会議「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」の北小委員会が3日(日本時間4日)、米ポートランドで開幕した。日本は資源量が回復してきたとして、昨年に続き漁獲枠の拡大を提案したが、米国は依然として低水準だと強調し、今回も反対しているもようで、最終日の6日まで厳しい交渉が続きそうだ。
高級すしネタとして人気の太平洋クロマグロは乱獲を背景に、繁殖能力のある親魚の資源量が減少。2010年は約1万2000トンで、最盛期(1961年)の10分の1以下に落ち込んだ。このため、WCPFCは15年から各国・地域に漁獲上限を設け、24年までに親魚を約4万3000トンに増やす目標を掲げている。
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