図解
※記事などの内容は2019年5月31日掲載時のものです
政府は31日の閣議で2018年度の水産白書を決定した。流通網や冷蔵技術の発達に伴い、東日本が中心だったマグロの消費が平成の約30年間で全国に拡大。魚食文化の地域性が変化している様子がうかがえる。
白書によると、マグロの都道府県庁所在地別の1世帯当たり年間購入量では、1989年は東日本と、水揚げ港が近い静岡市、那覇市などが突出。それが2018年には西日本との差が縮小した。西日本と金沢市、富山市で消費が多かったブリも全国的に食べられるようになった。
札幌市、秋田市など東日本に偏っていたサケの消費は全国に広がるとともに、量も増加。1990年代に生食のサーモンが普及したためとみられる。
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