図解
※記事などの内容は2018年8月15日掲載時のものです
秋の味覚、サンマは今年も小売価格が高止まりしそうだが、9月後半にはやや下がる見通しだ。水産庁はこのほど、今年の漁獲量が昨年を若干上回るとの予測を発表した。昨年は歴史的な不漁で値段が跳ね上がったが、小売業者は「昨年は高過ぎて敬遠した消費者にも買ってもらえるかもしれない」と期待している。
水産庁によると、サンマの漁獲量全体は今年も低水準にとどまるが、9月後半には上向く見通し。昨年の小売価格はシーズンを通して1匹300円超と高値で推移したが、小売業者は「9月上旬までは昨年と同水準だが、同月下旬には200~250円程度に下がる」とみている。
サンマはかつて、本格的な漁が始まる8月下旬以前は比較的高値で売られたとしても、サンマ漁が最盛期を迎える9月後半以降は1匹100円程度まで下がることが多かった。
しかし、不漁だった昨年の全国平均の卸売価格は10年前の2倍。小売価格は10月に入っても1匹300円超と高値が続いた上、主力品のサイズも脂が乗っておいしいとされる150グラムに比べ、二回りも小さい120グラムにとどまった。
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