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【図解・経済】ロボアドバイザーのイメージ(2016年5月)

ロボアドバイザーのイメージ

資産運用、ロボにお任せ=行き場失うマネー取り込む

※記事などの内容は2016年5月2日掲載時のものです

 「何歳まで働くつもりですか」「市況の変化で資産の評価額が大幅に下がった場合はどうしますか」。いくつかの簡単な質問に答えるだけで、収入や資産運用への考え方など個人の特性に応じた最適な投資を提案してくれるサービスが急速に拡大している。ただし、投資を助言するのは証券会社の営業員やファイナンシャルプランナーではない。複雑な数式を駆使する「ロボット」だ。
 2013年創業の投資運用会社「お金のデザイン」(東京)は今年2月、投資金額10万円から、「ロボアドバイザー」が株式や債券などを組み込んだ上場投資信託(ETF)に分散投資してくれるサービスを始めた。日銀のマイナス金利政策で資産運用への関心が高まったこともあり、既に4000件程度の申し込みがあるという。
 単なる投資提案にとどまらず、市場の状況に応じて自動的に資産の構成を変えて、市場平均よりも良い成果を得られるよう運用するのがサービスの強みだ。証券会社に運用を一任する「ラップ口座」では預かり資産の2~3%程度の手数料が発生するケースが多いが、利用者から得る運用報酬は1%と低コストを売りにしている。
 利用者の多くは00年以降に社会人になった「ミレニアル世代」と呼ばれる30代の資産形成層だ。インターネットが普及した環境で育ったため、ネットを通じた金融取引にもあまり抵抗がないとされる。北沢直最高執行責任者(COO)は「申し込みの8割以上は投資の初心者で、『貯蓄から投資』の流れが目に見えて起きている実感がある」と手応えを語る。
 大手金融機関では、みずほ銀行が15年10月にロボアドバイザーによる投資提案を開始し、今年3月末には機能を拡充した。金融商品の販売手数料を透明化するよう促す金融庁の方針も追い風となり、日銀のマイナス金利政策で行き場を失った個人マネーの受け皿になりつつある。

 ロボアドバイザーとは?・・・顧客の資産運用をコンピューターで自動的に行うサービス。個人の特性に合わせた投資対象の選定に加え、資産構成の変更や商品の売買など運用中の管理まで担う。ここ数年で欧米で急速に広がり、日本でもベンチャー企業などが2014年ごろから始めた。営業員による対面販売に比べ費用が安く済む半面、金融危機など相場急変時の対応やサービスは未知数との指摘もある。

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