図解
※記事などの内容は2020年4月23日掲載時のものです
日本政策金融公庫が23日発表した全国の小規模事業者の売り上げ動向の調査によると、3月の「売上指数(DI)」はマイナス65.4で、前月から46.4ポイント悪化した。バブル崩壊から間もない1993年の調査開始以来、過去最低の水準。新型コロナウイルスの感染拡大が、業種を問わず中小零細事業者を直撃している実態が鮮明となった。
DIは前年同月比で売上高が「増加」と回答した企業の割合から「減少」を差し引いた数値。調査は4月1~7日に行い、1316の企業から回答を得た。
業種別では、個人タクシーがマイナス100.0で、全ての回答が「減少」だったことになる。飲食店もマイナス93.3となり、この2業種の悪化ぶりが群を抜いている。飲食店では「予約が1300~1400人規模でキャンセルになった」といった声が聞かれたという。製造業はマイナス51.2だった。
4月は政府の緊急事態宣言もあり、DIはマイナス76.2とさらなる悪化を予想している。
●中小企業の休廃業件数
●小規模事業者の月次売上指数
●日本政策金融公庫の融資状況
●日本経済を支える中小企業
●新型コロナに苦しむ中小企業
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