図解
※記事などの内容は2019年5月7日掲載時のものです
深刻な人手不足が進む中、中途採用した正社員について約4割の企業が「定着率が低い」と考えていることが、就職支援会社エン・ジャパン(東京都新宿区)の意識調査で分かった。
同社は1月末から2月末にかけ、直近の3年間で中途入社した正社員がいる企業を対象にインターネット上でアンケート調査を行い、693社から回答を得た。
定着率については「とても低い」が6.9%、「低い」が29.8%となり、4割近くの企業が低いと回答。一方、「高い」「とても高い」はそれぞれ21.6%、10.4%となり、定着に成功している企業も3割強あった。
退職につながりやすい期間については、入社後の「半年から1年」が最多の19.2%。「1カ月未満」も5.8%あり、「半年未満」と答えた企業はおよそ3社に1社に上った。
定着率向上に向けた今後の対応は、62.5%が「積極的に取り組む」、20.4%が「一部の人材で取り組む」と回答。複数回答で理由を聞くと「育てた人材を手放したくない」(70.6%)、「新規の採用が困難」(59.5%)、「職場の士気を下げないため」(46.8%)などの声が目立った。
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