図解
※記事などの内容は2019年12月16日掲載時のものです
ホンダは来夏をめどに、高速道路の渋滞時にシステムに運転を委ねられる技術を搭載した高級セダン「レジェンド」を発売する予定だ。自動運転技術の「レベル3」に当たり、国産車では初となる見通し。改正道交法などが施行される来春からは、公道での自動運転も可能となり、開発競争がさらに熱を帯びそうだ。
ホンダが実用化するのは、渋滞時にアクセルやハンドルの操作が不要で、前方から目を離すことも可能な技術。長時間運転の疲労軽減が期待でき、運転手はテレビの視聴やスマートフォンの操作も可能となる。緊急時や渋滞の解消時には、警報音などで手動運転に戻るよう促す。来夏発売のレジェンドには複数の高価なセンサーが搭載され、価格は1000万円程度となる見通しだ。
国内では、独BMWや日産自動車が先行して、高速道路を手放しで運転できる車を投入してきた。いずれも「レベル2」に相当する技術だが、緊急時に備え前方を注視する必要がある。
トヨタ自動車は来年の東京五輪・パラリンピックで、選手村内を無人で走行する「レベル4」相当の自動運転車「イーパレット」を提供する。
新着
会員限定