【コロンボ時事】スリランカ最大都市コロンボなどで起きた連続爆弾テロ事件で、スリランカ政府は23日午前0時(日本時間同3時半)、非常事態宣言を発令した。治安機関の権限を拡大し、厳戒態勢を続ける。AFP通信によると、地元警察は23日、死者数が310人になったと発表した。日本人1人も犠牲となった。
多数の死傷者を出したコロンボの聖アンソニー教会では22日、近くの路上に停車していた車から爆発物が発見され、その場で爆破処理された。終わりの見えない脅威に市民の不安は募る一方だ。
コロンボ市内では、21日に爆発が起きた教会やホテルの周辺を中心に銃を持った迷彩服の治安要員が展開。通過する車や人に厳しい視線を向けていた。海沿いの町並みに人影はまばらだ。取材を手伝ってくれる通訳を探しても「怖いから外出したくない」と相次いで拒否された。
タクシー運転手のプリヤンタさん(51)は21日、爆発があったシャングリラホテルで外国人客を乗せた。ホテルを離れたのは午前8時半前。直後に爆発が起きた。「10分違えば、自分も巻き込まれていたかもしれない。ただただ恐ろしい」と首を振る。自身も人口の1割に満たない少数派キリスト教徒で、車のダッシュボードには聖母マリア像を飾っている。