コメディー俳優から戦時指導者に ウクライナ・ゼレンスキー大統領 写真特集

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コメディー俳優が大統領に 決選投票で圧勝 ウクライナ

 21日に行われたウクライナ大統領選決選投票は即日開票され、コメディー俳優のウォロディミル・ゼレンスキー氏(41)が7割超を得票し、圧勝する見通しとなった。対立候補のペトロ・ポロシェンコ現大統領(53)も敗北を認めた。ロシアによるクリミア半島の実効支配や親ロシア派との紛争が続くウクライナを政治経験のない大統領が率いることになり、国際社会はゼレンスキー氏の手腕を注視することになりそうだ。
◇ウォロディミル・ゼレンスキー氏
 1978年ウクライナ東部クリボイログ生まれ。クリボイログの経済大学で法律を学んだが、学生時代から劇団活動に熱中。旧ソ連圏のテレビ番組出演後、03年からはウクライナを中心に芸能活動。15年から教師が突如大統領になるテレビドラマ「国民の奉仕者」で主役を演じた。
◇ウクライナをめぐる動き
2013年11月 キエフで親欧州連合(EU)派がデモ開始
  14年 2月 親ロシア派政権崩壊
      3月 クリミア住民投票後、ロシアが併合
      4月 ウクライナ東部で紛争激化
      7月 東部でマレーシア機撃墜
   15年2月 ミンスクで第2次停戦合意に署名
   18年5月 ロシア本土と結ぶクリミア大橋が開通
     11月 ケルチ海峡でロシアがウクライナ艦船拿捕(だほ)
   19年4月 大統領選決選投票でゼレンスキー氏勝利
(キエフ時事)
 写真は大統領選で圧勝する見通しとなり、笑顔で記者会見に臨むゼレンスキー氏=キエフ(2019年04月21日) 【EPA時事】

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