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記録的な豪雨で鬼怒川堤防が決壊し、茨城県常総市の市街地が冠水してから17日で1週間となる。警察や消防は行方不明者の捜索を続け、16日に同県境町で男性1人の遺体を発見、一連の豪雨による死者は茨城、栃木、宮城3県で計8人となった。常総市では排水作業が進み、電気や水道が復旧した地域もあるが、市民約2000人が依然、避難所で生活する。
国土交通省は降雨に備え、鬼怒川の水位を観測する機器を増設して監視を強化した。決壊地点の仮堤防がほぼ完成したが、今後1週間かけてさらに補強工事を続ける。堤防決壊前に「越水」が起きた約4キロ北側の地区では土のうを積み上げた。
写真は、決壊前の高さまで修復された鬼怒川の仮堤防=常総市(2015年09月16日) 【時事通信社】