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9月2日午後2時すぎ、埼玉県越谷市で竜巻とみられる突風があった。県警によると、家屋などに被害が出ているほか、部活中の中学生を含む66人が負傷し、うち頭を骨折した男性(40)ら2人が重傷。同県松伏町や千葉県野田市でも建物の屋根が飛んだり、電線が切れたりした。野田市によると、女性1人が軽傷を負った。
気象庁予報課の松本積予報官は「報道の映像を見る限りでは、おそらく竜巻と思われる」と話した。東京電力によると、埼玉県と千葉県で一時6万6850軒が停電した。埼玉県のまとめで、越谷市で85の家屋が全半壊、241棟が一部損壊した。千葉県によると、野田市で計約150棟が被害を受けた。越谷市と松伏町は計7カ所の避難所を開設した。
越谷市教育委員会によると、市内の三つの小中学校から被害の報告があり、児童、生徒計10人がけがをした。1人は骨折の疑いがあるという。このうち北陽中では体育館の屋根が3分の1ほど飛び、窓ガラスが割れたほか、敷地内の電柱6本が倒れた。けがをしたのは体育館で練習中だったバレーボール部とバドミントン部の女子部員計8人。市立桜井南小では校舎の窓ガラスが割れ、サッカーゴール3基が壊れた。市立栄進中でも玄関のガラス1枚が割れた。
野田市教委によると、市立北部小で工事の足場やフェンスが倒壊。ガラスが割れるなどした。安全確認のため3日は臨時休校にするという。越谷市周辺の被害現場には気象庁や熊谷地方気象台などの2班計10人、野田市の現場には東京管区気象台などの2班計8人が調査に向かい、家屋などの被害状況から突風の強さを推定し、竜巻かどうかも調べた。3日も引き続き調査する 【時事通信社】