タイの首都バンコク都心部に迫った洪水は2011年11月12日、北から流れ込む水の勢いが弱まり、小康状態を保っている。バンコクの北に築かれた巨大堤防がタイ北部から押し寄せる大量の水の流れを制御している上、ポンプのフル稼働で排水が順調に進んでいるためとみられる。バンコク都心部まで約7キロに迫った水は、ここ数日動きを止めている。北からの流入量が減少したほか、バンコクを東西に流れるバンスー運河を通じてチャオプラヤ川に流し出す作業が行われている。写真はバンコク市内で、ボート型の車体を載せたオートバイで冠水した道路を移動する人たち(2011年11月12日) 【EPA=時事】