タイの洪水は2011年11月11日も、バンコク東部のバンチャン工業団地周辺などで道路の冠水が続いた。バンコク中心部の幹線道路で10日に確認された浸水部分は土のうで補修され水が引いたが、道路脇では都心部方向に運河の水が流れ出しており、依然警戒が必要な状態が続いている。写真はバンコク市内で幹線道路脇の小道を伝い、都心方向に流れ出る運河の水。
3本の幹線道路を伝ってバンコク北部から流れ込んだ大量の水は11日も、道路が上り坂になるバンスー運河手前の部分でせき止められている。ただ、このうち1本では、同運河の都心部側から水があふれ、道路脇の小道に流れ出ていた。水量はまだ少ないため、土のうで流路をつくって別の運河に水を流し込み、幹線道路の冠水を防いでいる。今後、運河の水位が上がれば幹線道路に流入し、都心部に向かって流れる恐れもある。一方、バンチャン工業団地では敷地内を通る道路などで冠水部分の水位が上昇。一部で操業を見合わせる工場も出ている(2011年11月11日) 【時事通信社】
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