タイ洪水2011 写真特集

 タイの大洪水は2011年11月1日、北部から流れ込む大量の水の影響で、首都バンコク中部の運河が一部で氾濫し、周辺の道路や住宅地で浸水被害が拡大した。運河は北から中心部に向かって流れており、浸水地域は日本人が多く住むスクンビット地区の北端から約7キロの地点に迫った。写真は、バンコク市内のチャオプラヤ川近くで、冠水した道路を移動するバスやトラック。
 被害が出ているのは、バンコク北部のドンムアン空港脇を通り、中心部の東側を抜けてチャオプラヤ川へと注ぐラプラオ運河。川幅は数メートルで大きくはないが、日本人学校の近くも通過する。北部からの水は同空港を冠水させた後、カセサート大学とその周辺道路に到達した。この日はさらに3、4キロ南の同運河沿いで、周辺道路が深いところで50センチほど浸水した。バンコク中心部を流れるチャオプラヤ川の水位上昇をもたらした大潮はピークを過ぎ、川沿いでの浸水は一段落している。バンコクの商業地区や繁華街のほか、日本人居住区も道路冠水などの被害は出ていない(2011年11月01日) 【EPA=時事】

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