タイの大洪水で2011年10月22日、首都バンコク中心部を流れるチャオプラヤ川沿いで浸水が始まった。場所は官庁街の北方約1キロの地点で、水かさは1メートル前後に達しているもよう。現場の警察官は「一部の堤防が決壊した。水は現時点で止められている」と話した。写真はバンコク中心部のチャオプラヤ川に近い交差点に積まれた土のうの周りで、浸水を見守る市民。
水はチャオプラヤ川から400メートル離れた道路に達しており、路上に積み上げられた土のうでせき止められている。AFP通信によると、インラック首相は洪水について、今後4~6週間続くとの見通しを示した。同日までの洪水による死者は356人、行方不明者2人。首相は「大量の水がバンコクに押し寄せており、これをせき止めることはできない」と述べた。バンコク北部では、既にプラバー運河がドンムアン空港近くで決壊し、21日には沿線に行政裁判所などがある幹線道路が深さ約50センチまで冠水した。22日には、この地点からさらに約10キロ下流にかけて、所々で道路への浸水が見られた(2011年10月22日) 【時事通信社】
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