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南太平洋のトンガで起きた海底火山の噴火について、瞬間的な噴煙の量が、1991年のフィリピン・ピナトゥボ火山噴火の約3倍と推定されることが20日までに、東京大地震研究所の鈴木雄治郎准教授(火山物理学)の分析で分かった。
15日のフンガトンガ・フンガハアパイ火山の噴火では、噴煙は高度約20キロ、半径約260キロに広がったとみられる。
鈴木准教授は人工衛星が撮影した画像を基に噴煙の広がりを分析。ピナトゥボ火山などの噴煙量のシミュレーションと比較し、1秒当たりの噴煙の量が、同火山の約3倍に上ると推定した。(2022年01月20日)