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プロレスラーの天龍源一郎(65)が2月9日、都内で引退記者会見し、「11月でプロレスを廃業する決心をしました。楽しいプロレス人生でした。すがすがしい気持ちでリングを去りたい」と、現役引退を正式に表明した。
引退の決意を固めたのは昨年12月中旬。体力の衰えなどではなく、妻の病気が理由だという。「いままで支えてくれた家内が病気になった。今度は俺が支えていく番だと思った、今後は、奥さんにゴマをするだけ」と笑った。天龍は大相撲出身(二所ノ関部屋)で、1976年に全日本プロレス入り。SWS、WARなどで39年にわたり活躍した。現在は天龍プロジェクトを中心に活動。ジャイアント馬場、アントニオ猪木からピンフォールを奪った唯一の選手として知られる。
プロレス入りした経緯などについて天龍は「俺が名前を知られるようになったのもプロレスのおかげ。(誘ってくれた)馬場さんには感謝している。相撲の世界でとんがっていたおれを、『そういうことはダメだよ』とアドバイスし、丸くしてくれた。猪木さんにも感謝です」と振り返る。二人からフォールを奪った試合を思い出に挙げ、「俺の一番の誇り。まざまざと記憶が蘇る」と笑顔で話した。「いまは肩の荷が下りたような気持ち。39年間プロレスでいい思いをしたので、これからはおれがプロレスに恩返しをしたい。こんなにプロレスにはまるとは、最初は夢にも思わなかったよ」という。引退試合は11月に両国国技館で行う。対戦相手など詳細は未定。
今後はタレント活動なども積極的に行う予定。しわがれた声で人気だが、ナレーションなどの仕事が来たら、「受け入れますよ」と笑った。
写真は、会見で引退を表明する天龍(2015年02月09日) 【時事通信社】