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太陽の薄い大気(コロナ)が数百万度の高温なのは、フレアと呼ばれる表面の爆発現象がこれまで観測された大規模なものだけでなく、小規模なものも多数起きているのが原因の可能性があることが分かった。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と国立天文台、米カリフォルニア大などの日米チームが小型ロケットの観測で裏付け、9日発表した。論文は英科学誌ネイチャー・アストロノミーに掲載される。
太陽は水素がヘリウムに変わる核融合で熱く輝いているが、表面温度の約6000度に対し、コロナは桁違いの高温。電離したガスが流動し、発生した磁力線が伸びてちぎれ、改めてつながる際にフレアが起き、コロナが加熱されると考えられている。
日米チームは2012年と14年に米国で、エネルギーの高いX線を観測できる高性能な望遠鏡を搭載した小型ロケットを弾道飛行させ、太陽を観測。衛星「ひので」の観測でフレアが起きていないとみられる領域に1000万度以上の超高温な部分が見つかり、小さなフレアが起きていることが分かった。