米ピッツバーグの礼拝所で乱射 写真特集

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 米ペンシルベニア州のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)で2018年10月27日に起きた銃撃事件のロバート・バウアーズ容疑者【AFP時事】

 米東部ペンシルベニア州ピッツバーグのシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)で27日午前(日本時間同日深夜)、銃撃事件があり、11人が死亡し、警察官4人を含む6人が負傷した。米メディアによると、容疑者の男は礼拝中に押し入って「すべてのユダヤ人は死ね」と叫びながら、殺傷力の高い半自動小銃を乱射したという。容疑者は逮捕・訴追された。
 トランプ大統領は27日、インディアナ州での会合で「これは反ユダヤ主義に基づく犯行だ」と非難した。セッションズ司法長官は「すべての国民は安全に祈りをささげる権利がある。わが国の価値観に全く相いれない犯罪だ」との声明を発表した。
 男は白人のロバート・バウアーズ容疑者(46)で、駆け付けた警官らと銃撃戦を繰り広げた後に投降、拘束された。同容疑者は襲撃直前、インターネット交流サイト(SNS)に「(ユダヤ系難民保護団体が)侵略者を招き入れ、われわれを殺している。黙って虐殺を見過ごすことはできない。突入する」と投稿していた。
 連邦検察当局は27日夜、人種的偏見に基づくヘイトクライム(憎悪犯罪)や銃犯罪など29件の罪でバウアーズ容疑者を訴追した。米連邦捜査局(FBI)などは、容疑者の自宅や車などを捜索し、詳しい動機を調べている。
 事件は午前10時ごろ発生。礼拝所ではユダヤ教の安息日の儀式が行われ、高齢者を中心に約100人の信者が集まっていた。入り口は自由に出入りできる状態で、バウアーズ容疑者は半自動小銃1丁と拳銃3丁を持って侵入。捜査当局は単独犯とみている。現場からは爆発物などは見つかっていない。市幹部は「今まで見た中でも恐ろしく最悪な現場だった」と語った。
 米メディアによると、バウアーズ容疑者が使用した半自動小銃は「AR15」。今年2月にフロリダ州の高校で17人が犠牲となった銃乱射事件でも使われ、米小売業界では販売中止の動きが広がっていた。
 現場はピッツバーグ中心部に近い住宅地で、昔からユダヤ系住民が多く住んでいる。事件発生後、警察は周辺を封鎖し、住民に屋内に避難するよう呼び掛けた。

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