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モラルハラスメント(モラハラ)行為で関西大学アイススケート部の監督辞任に追い込まれたとして、プロスケート選手の織田信成さん(32)は18日、同部の浜田美栄コーチ(60)を相手取り、1100万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。
訴状によると、織田さんは2017年4月に監督に就任。就任直前の同年3月ごろから、浜田コーチからにらみ付けられたり、織田さんが勝手に物事を決めているといった事実と異なるうわさを流されたりしたという。
こうした行為は今年1月以降エスカレートし、織田さんは3月26日から約1週間入院。7月に大学に被害を訴え、9月に監督を辞任した。
織田さんは記者会見で、涙をこらえながら「この状況になったのが残念だ」と述べ、「裁判で事実を明らかにしてほしい」と訴えた。
関西大学は、「提訴の内容を承知していないのでコメントを差し控える」としている。