米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」は26日、人工衛星画像の分析結果に基づき、北朝鮮北西部の寧辺にある核施設で、建物などの改修作業が急ピッチで進んでいると発表した。北朝鮮は12日の米朝首脳会談で「完全な非核化」の方針を確認したが、具体的手順や期限を明言しておらず、同サイトは「北朝鮮の核関連指導部は政府から特別な指示がない限り、普段通り仕事を続けるとみられる」と解説した。
21日撮影の衛星画像によると、5000キロワットの黒鉛減速炉で3月に作業が始まった補助冷却設備は完成したもようだが、排水量が少なく、原子炉の稼働状況は不明。実験用軽水炉の運転に必要な施設の工事も完了したとみられるが、「運転開始を示すものは見られない」という。
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