スクロールで次の写真へ
フィギュアスケート女子で2014年ソチ五輪代表の村上佳菜子(22)が23日、東京・国立代々木競技場で世界国別対抗戦のエキシビションにゲスト出演した後、現役引退を表明した。「限界にきたと感じた。浮き沈みの激しいスケート人生だった」と振り返った。今後はプロスケーターとして活動し、将来的に指導者を目指す。
エキシビションでは3回転サルコーからの3連続ジャンプなどを跳び、涙をこらえて笑顔でリンクを後にした。高難度のジャンプが主流となった近年は苦しんだが、「ここからがスタート。得意な芸術の部分を磨いて、プロとして心に残る演技をしていきたい」と話し、今後に思いをはせた。
10年にスケートアメリカでグランプリ(GP)シリーズ初優勝を遂げ、GPファイナルで3位に入った。全日本選手権は12、13年の2位、世界選手権は13年の4位が最高。14年ソチ五輪は12位。その後は低迷し、今季は全日本選手権で8位と振るわなかった。