三菱重工ビル爆破事件 写真特集

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 時限爆弾による爆破事件で吹き飛んだ窓ガラス。「東アジア反日武装戦線<狼>」と名乗るグループが犯行声明を出した=1974年8月30日、東京・丸の内【時事通信社】

 三菱重工ビル爆破事件…1974年8月30日、東京・丸ノ内の三菱重工業ビル玄関前に置かれた爆弾が爆発し、8人が死亡、380人が重軽傷を負った事件。犯行声明を出した「東アジア反日武装戦線」はその後、大手商社やゼネコンなどを標的に連続企業爆破事件を起こした。警視庁は同戦線の「狼(おおかみ)」「大地の牙」「さそり」の3グループ計9人を逮捕した。うち1人は逮捕直後に自殺した。
 大道寺将司死刑囚ら死刑囚2人を含む6人の有罪が確定。日本赤軍のハイジャック事件などによる超法規的措置で釈放された佐々木規夫、大道寺あや子両容疑者は現在も逃亡中。三菱重工ビル爆破事件などが契機となり、国から遺族や被害者に給付金が支給される「犯罪被害者等給付金支給法」が制定された。

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