作家・村上春樹氏 写真特集

 早稲田大学で記者会見し、著書にサインする作家の村上春樹さん=2018年11月4日、東京都新宿区【時事通信社】

 作家の村上春樹さん(69)は4日、母校の早稲田大(東京都新宿区)に自身の原稿や書籍など所蔵資料を寄贈する考えを表明した。同大は来年度にも世界50カ国以上で著作が翻訳・出版されている村上文学の研究拠点を新設する方針だ。
 この日、学内で行われた記者会見に出席した村上さんは、研究拠点について「僕の作品を研究したい人々の役に立つなら喜び。国際的な文化交流の一つのきっかけにもなれば」と発言。同大の鎌田薫総長は「国内で最も多く外国人学生を受け入れる早大こそが、コレクションを管理するのにふさわしい」と話した。
 村上さんは資料寄贈について「40年近く書いてきて、家や事務所に置き切れない。母校で管理してもらえるのは大変ありがたい」と説明。国内での会見に出席するのは37年ぶりだが、「僕にとって大事なことなので、自分できちんと説明しないといけないと思った」と述べた。
 村上さんは1968年、第1文学部(当時)に入学。75年卒業している。

関連記事

キャプションの内容は配信当時のものです

写真特集

新着

会員限定

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ