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引退を表明したDeNAの三浦大輔が現役最後の登板でヤクルト戦に先発、七回1死まで投げ、12安打10失点で3敗目を喫した。最終25年目のシーズンは、白星がなく、プロ野球記録の24年連続勝利は逃した。通算は172勝184敗。
七回、先頭の雄平を137キロの直球で空振り三振に打ち取り、25年の選手生活を締めくくった。マウンドに集まったチームメートと握手を交わし、涙を浮かべた三浦が帽子を取って一礼しマウンドを降りた。「ファンの皆さんにはマウンドに上がるたび、打席に入るたび大きな声援を送っていただき、本当にありがたかった」。3万人近い観客から惜別の声援と拍手。感謝の言葉しかなかった。
全員が三浦の背番号「18」をつけて臨んだ試合。選手の誰もが、横浜一筋の42歳の最後を白星で飾りたかった。二回に3点を勝ち越されたが、その裏すぐにロペスの本塁打などで5点。チーム一丸となって勝利への執念を見せつけ、三浦も当初の予定を延ばして七回までマウンドに立った。
6回3分の1を12安打、10失点。その数字には無念の思いしかないだろう。それでも、精密なコントロールで8三振を奪ったのは意地か。「皆さんが背中を押してくれてたおかげで、前を向いて一歩ずつ踏みしめて来られた。本当にたくさんの人に愛された」と感慨深げな三浦。24年連続勝利のプロ野球新記録はならなかったが、多くの記憶をファンに残して「番長」はマウンドを降りた。(2016年09月29日)