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完全自動運転を目指して開発された独メルセデス・ベンツのコンセプトカー「F015ラグジュアリーインモーション」=2015年3月23日、米サンフランシコ【時事通信社】
今年1月のデトロイトモーターショーなどで披露されたもので、走行中は自車が搭載するデジタル3Dマップのデータと、外部の状況を把握する高精度のセンサー類(ミリ波レーダー、ステレオカメラ、超音波センサー)の情報を照らし合わせ、車や人、障害物を避けながら目的地に到着できる完全自動運転を可能にする未来の車だ。
外観は滑らかなカプセル形状で、乗降性に優れた観音開きドアを採用したのが特徴。フロントとリアのLEDパネルが、自動運転モードでは青、手動運転では白に輝き、他の車や歩行者に車の状況を知らせる。室内は4人の乗員が向かい合った状態で走行できるラウンジチェアスタイルで、外の様子を室内の六つの大型ディスプレーに仮想的に映し出すことができる。パワートレインは、現在はEV、将来は燃料電池と電気駆動による「Fセル プラグインハイブリッド」システムでの走行を予定している。
サンフランシスコ市内にある海軍施設跡地を利用した特設コースで試乗会が行われ、F015は車や人などに見立てた障害物を避けながら約20分ほどの完全自動運転をしてみせた。開発を担当したメルセデス・ベンツのアレクサンダー・マンカウスキー氏は「2030年ごろを想定して開発した。完全自動運転が実用化されると、ドライバーは運転から解放され、会話や食事、仕事など、乗員全員が空いた時間を等しく有効に使うことができようになる」と語った。