韓国の歴代大統領 写真特集

金大中(キム・デジュン) 在任期間 1998~2003年

 1950年代から故郷の南西部・全羅南道を地盤として政治活動を開始。軍事政権と対決し、73年に日本で拉致されるなど激しい弾圧を受けながらも、民主化を訴えた。4度目の挑戦となった97年の大統領選で勝利。98年の大統領就任後は北朝鮮に対する融和的な「太陽政策」を推進し、2000年に北朝鮮の金正日労働党総書記と初めて会談。これが評価され、この年のノーベル平和賞を受賞した。また、韓国を襲ったアジア通貨危機を克服。「未来志向的な関係発展」をうたう日韓共同宣言に小渕恵三首相とともに署名し、日本文化の開放政策も進めた。03年の退任後も左派勢力に対する影響力を維持し、北朝鮮との関係を冷却化させた保守派の李明博大統領の政権運営を非難するなど、存在感を示した。09年、多臓器不全により死去。

 写真は、記者会見を行う韓国の金大中大統領=2003年2月14日、ソウル 【AFP時事】

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