スクロールで次の写真へ
昆虫やクモの顔は奇想天外で、怪獣、異星人のモデルになることも多い。今回は、そんな変顔、面白顔を写真で紹介しようと思う。しかし、「昆虫記者」のカメラの腕は3流、器材は格安、昆虫の知識も研究者に程遠い。しかも、希少種を求めて遠出する暇と資金がないので、撮影対象は普通種ばかり。それでも、写真を撮り始めて、虫の魅力に改めて気付かされる。へたくそな写真を見て「これなら俺にも撮れる」「わたしの方がもっと上手」と憤慨し、自らカメラを手に野に出る人が増えれば、望外の喜びである。
〔オオミズアオ〕
トナカイやヘラジカが角を振り上げているように見える。ヤママユガの仲間の雄の触角は、櫛のように広がり威厳がある。白い体のオオミズアオは、羽前方の縁取りと足が赤く、絶妙のコントラストが黄色い触角を際立たせる。顔と言うよりは、オブジェという印象だ。(撮影=天野和利) 【時事通信社】