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陸上日本選手権の男子100メートル準決勝、レースを終えたケンブリッジ飛鳥(ナイキ)。3組5着で敗退した=2021年6月24日、大阪・ヤンマースタジアム長居【時事通信社】
男子100メートルで決勝進出を逃したケンブリッジは「最初から最後まで、思うような走りができずに終わってしまった」と落胆を隠せなかった。持ち味とする後半の加速が影を潜めていた。
昨年8月に自己記録の10秒03をマークしたが、今年は左太もも裏の違和感が続き、精彩を欠いていた。リオデジャネイロ五輪の400メートルリレーでアンカーを務め、銀メダル獲得に貢献してから5年。「世界で戦える選手を目指してやってきて、ほとんどのシーズンがそこに届くことなく終わってしまったのは、ものすごく悔しい。やっぱり陸上競技って難しい」