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2012年4月29日午前4時50分ごろ、群馬県藤岡市岡之郷の関越自動車道上り線の藤岡ジャンクション付近で、大型バスが道路脇の遮音壁に激突して大破、乗っていた人のうち7人が死亡、3人が重体、男性運転手(43)=千葉市中央区=を含む12人が重傷となっているほか、24人が軽傷。群馬県警高速道路交通警察隊捜査本部は30日午前、自動車運転過失致死傷容疑で、バスを所有する千葉県印西市のバス会社「陸援隊」の事務所など関係先を家宅捜索するとともに、バスについても高速隊がある高崎インターで実況見分した。写真は高崎インターで実況見分を受けたバス。
バスの実況見分では、大破したバスの車体をできるだけ元の骨格に近い状態に復元。捜査本部は、座席の配列や車内の破損状態などから事故当時の状況を分析するとともに、関係機材を押収してさらに調べる。バスは28日夜にJR金沢駅前を出発し、富山県高岡市を経由して東京方面に向かう途中、単独で進行方向左側の遮音壁に突っ込んだ。捜査本部によると、重傷を負った男性運転手は事故直後の調べに対し、「居眠りしてしまった」などと話しているといい、捜査本部は回復を待って同容疑で逮捕する。現場に目立ったブレーキ痕やスリップの痕はみられなかったという(2012年04月30日) 【時事通信社】