時事通信社が選ぶ10大ニュース(2022年)特集

【国内2位】
旧統一教会との関係、政界揺るがす
 安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政界の関係に注目が集まった。与野党議員の関わりが明らかになったが、特に自民党は所属国会議員の半数近くが祝電送付などの接点を持っていた。前回衆院選で、関連団体が提示した「推薦確認書」に署名していた議員もいた。山際大志郎経済再生担当相は教団との関係が次々と明らかになり、岸田文雄首相によって事実上更迭された。
 首相は高まる世論の反発や野党の批判を受け、自民党と教団の関係を絶つ考えを表明。永岡桂子文部科学相は宗教法人法に基づく「質問権」を創設後初めて行使した。臨時国会では、悪質な寄付要求を禁止し、被害者本人だけでなく家族による取り消し権行使も可能にする新法が成立した。
 写真は、辞任の意向を表明後、記者の質問に答える山際大志郎経済再生担当相=10月24日、首相官邸 【時事通信社】

写真特集

  • 1

新着

会員限定


ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ