「イサム・ノグチと岡本太郎 北鎌倉の夢境庵にて」=1954年[川崎市岡本太郎美術館提供] 【時事通信社】
日本人の父と米国人の母を持ち、彫刻、モニュメント、環境設計など多種多様な作品を手掛けたことで知られるイサム・ノグチと、既成概念に捉われず、人々の記憶に残る作品と言葉を残した芸術家・岡本太郎。2人の絵画、写真、彫刻、資料など約150点が展示される展覧会「イサム・ノグチと岡本太郎~越境者たちの日本~」が、10月6日から川崎市岡本太郎美術館で開催されている。
2人は、1950年に日本アバンギャルド美術家クラブが主催したイサム・ノグチの歓迎会で初めて出会った。日米の間で、自分のアイデンティティーに関する葛藤と向き合いながら彫刻家として活躍していたノグチと、青年期の10年間をパリで活躍しながらも第二次世界大戦の影響で日本に戻り、日本の芸術界を「異邦人」として見ていた岡本は、すぐに打ち解けたという。
それぞれ欧米で芸術家として歩き始め、越境者として日本文化を見つめていた2人。同じ時代に生き、同じ問題意識を抱えて創作していたノグチと岡本を紹介する。会期は2019年1月14日まで。