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「黄金のマスク」で知られる古代エジプトの王ツタンカーメンの黄金のひつぎの一つが初めて王墓の外に運び出され、カイロ郊外に建設中の「大エジプト博物館」での公開に向け修復作業が進められている。博物館の保存センターで4日、報道陣に公開された。
ツタンカーメンの墓は、1922年に英考古学者ハワード・カーターがエジプト南部ルクソールの「王家の谷」で発見。三重のひつぎに納められた王のミイラや豪華な副葬品が盗掘されず残されていた。今回公開されたひつぎは長さ約223センチ、高さ約105センチ。発見以来手つかずのため保存状態が悪く、ひび割れなどの傷みが激しくなっていた。
殺菌や補修を慎重に進め、作業完了に8カ月かかる見通し。他の二つのひつぎは既に公開されており、アナニ考古相は「新博物館では、全てのひつぎと黄金マスクが初めて同時に披露される」と意義を強調した。
大エジプト博物館は2020年に開館予定。「ギザの三大ピラミッド」に近く、日本も円借款などで資金協力している。