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マセラティは1914年、イタリアのボローニャで設立されたスポーツカーメーカーだ。創業者はアルフィエーリ・マセラティで、その後兄弟も経営に加わり、同社を支えることになった。エンブレムの「トライデント(三叉の銛〔もり〕」が特徴で、現在はフィアット傘下となり、モデナを本拠として高級車の製造・販売を行なっている。ここでは、100周年を迎えた同社が製造したロードカー、レーシングカーの中で、名車と呼ばれるものや特徴的なクルマをピックアップし、写真で紹介する。
写真の「マセラティ8CM」は、マセラティ4CMをベースに製造されたレーシングカー。スーパーチャージャー付きのパワフルな8気筒エンジンと、400mmの大型ドラムブレーキによる抜群の性能を備えていた。しかし超軽量で剛性が低すぎたシャシーは、メカニカルストレスへの耐性が低く問題を引き起こした。1933年3月26日に、ジュゼッペ・カンパーリとタツィオ・ヌヴォラーリが駆ってチュニスグランプリでデビューを果たすが、期待に沿う性能が得られるようになったのは、1934年にシャシーを改良した後のことだった。
生産開始1933年・生産終了1935年・優勝回数1回・フレーム 鋼断面クロスメンバービーム・全長 3850mm・全幅 1570mm・全高 1200mm・ホイールベース 2560mm・車両重量 785kg・エンジン 直8、フロント縦置き・総排気量 2991.4cc・最高出力 176KW(240PS)・最高速度 250km/h・トランスミッション 4速マニュアル 【マセラティ ジャパン提供】