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フリースタイルスキー・モーグル女子で世界を舞台に活躍し、現役引退を表明した伊藤みきさん(31)が14日、東京都内で時事通信のインタビューに応じた。「抜群の能力があったわけではない。頑張ったら、みきさんみたいになれるかもと思ってもらえたら最高。誰かの励みになれたら」と競技生活を笑顔で振り返った。
2018年平昌五輪で4大会連続の代表入りを逃した後、現役を続けて納得のシーズンを送ったが、「22年北京五輪へのプランが見えなかった。そういう気持ちで取り組むのは違うと思った」と引退決断の背景を語った。「頑張ったなという思いもあり、五輪のメダルに届かず、後悔もないことはない」と率直な心情を明かした。
最高の思い出にモーグルで銀メダルに輝いた13年世界選手権を挙げ、「(2度銀メダルを獲得した非五輪種目のデュアルモーグルとは違い)五輪につながるという思いが強く、うれしくて涙が止まらなかった」。一方、右膝負傷などで表彰台から遠ざかったここ数年については「けがをしちゃう弱さを含めて自分。取り組める環境を与えてもらった」と周囲に感謝した。
所属先の北野建設を15日で退社。今後の活動は未定だが、スキー界に貢献したいとの思いが強い。「いい滑りができたときは、きょう死んでも大丈夫と思うぐらい幸せ」とモーグルの魅力を語り、後輩たちには「自分ができなかったことをやってほしい」と期待を寄せた。