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プロボクシングで1970年代を中心に活躍した元世界ヘビー級王者、ジョー・フレージャー氏(米国)が2011年11月7日、肝臓がんのため死去した。67歳だった。家族が米メディアに明らかにした。数週間前にがんと診断されていたという。
米サウスカロライナ州出身。1964年東京五輪で金メダルを獲得し、プロに転向。70年にヘビー級の世界統一王座に就き、71年には当時プロ無敗だったモハメド・アリ(米国)を破った。
蒸気機関車のように力強い突進から放つフックが武器で「スモーキン・ジョー」の異名を取り、73年にジョージ・フォアマン(米国)に敗れるまでタイトルを4度防衛。その後もアリとボクシング史に残る名勝負を展開した。プロ通算32勝(27KO)4敗1分け。
写真は、71年3月、フレージャーが無敗のアリからダウンを奪った場面。判定勝ちを収め、アリにプロ初黒星をつけた(米ニューヨーク)(1971年03月08日) 【AFP=時事】