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温泉施設「スパリゾートハワイアンズ」でフラガールのリーダーを務めてきたモアナ梨江さん(中央)のラストステージ=2016年7月30日午後、福島県いわき市【時事通信社】
福島県いわき市の温泉施設「スパリゾートハワイアンズ」のフラガールチームのリーダー、モアナ梨江(本名大森梨江)さんが30日夜、同施設のステージで最後の公演を行った。
ステージでは、終始笑顔で、音楽に乗せて時に激しく、時に優雅に腰を振りながらダンスを披露し、集まった1500人以上の観客を沸かせた。ステージ後の引退セレモニーでモアナさんは「少しでも福島、東北の人のために役に立てたなら、こんな幸せなことはありません」と涙を流しながら語った。モアナさんは2004年4月、フラガールを夢見て同施設専属ダンサーを育てる「常磐音楽舞踊学院」に入学。12年6月から36人いる「スパリゾートハワイアンズダンシングチーム」のリーダーを務め、人気映画「フラガール」の登場人物のモデルにもなった。
東日本大震災後に減少した福島県への観光客誘致や風評被害払拭(ふっしょく)のため、県内外で公演などの活動を続けてきた。熊本地震の際も、チームを率いて被災地の高校で慰問公演を行った。2年前に股関節の病気を発症。痛み止めを使ってきたが、満足した踊りができなくなったと感じ、31日付での引退を決意した。今後は、同学院で副主事として事務に従事する。