欧州、怒りの連鎖~底見えぬ債務危機~ 写真特集

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 ギリシャのユーロ離脱と独自通貨発行のシナリオが現実味を帯び始めた。市中銀行の資金不足に窮したギリシャ中央銀行が自前の紙幣発券に追い込まれるのか。多くのギリシャ市民は、ユーロ導入前にギリシャの法定通貨だった「ドラクマ」の復活を警戒している。
 ギリシャと欧州連合(EU)など債権団の金融支援問題をめぐる協議の行方は不透明感を増しており、最悪のシナリオが語られ始めている。国際通貨基金(IMF)融資も返済できなかったギリシャが自前の通貨を発行すれば、「弱い通貨」になることが運命付けられている。ギリシャ銀行部門に投資する米富豪ウィルバー・ロス氏は7日、米CNBCテレビに出演し、新ドラクマの価値がユーロの4分の1から半分程度になると予想。「通貨価値の切り下げは、年金などあらゆる価値の低下につながる」と警告した。
 市民もユーロから自前の通貨に切り替わった場合の打撃を不安視している。アテネ在住のマリア・アンドネリアさん(42)は「ドラクマになれば給料は減るし、不動産の価値もなくなるだろう」と、顔を曇らせた。
 写真が、旧通貨ドラクマの紙幣=アテネ(2015年07月08日) 【時事通信社】

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