脱獄した人、されたとこ 写真特集

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 受刑者が脱獄に使用したヘリコプター=2018年7月1日、パリ近郊【EPA=時事】

 パリ近郊の刑務所で1日、強盗殺人の罪で収監されていた男がヘリコプターで脱獄した。当局は全土に捜査網を敷いて行方を追っている。男は過去にもダイナマイトで刑務所の扉を爆破して逃走、6週間後に身柄を拘束された。ハリウッド映画さながらの脱走劇にメディアも大騒ぎしている。
 仏メディアによると、脱獄したのはファイド受刑者(46)。目出し帽をかぶった数人の共犯者がヘリで刑務所の中庭に着陸。威嚇射撃を続けながら受刑者を連れ出した。刑務所の中庭は上空からの侵入を防ぐ対策は取られていなかった。仏監獄組合の幹部は、BFMテレビの取材に「熟練したプロの仕事だ」と語った。
 ファイド受刑者は2010年の女性警察官1人が死亡した強盗事件を主導したとして、上訴の末4月に禁錮25年の判決を言い渡されていた。この他にも脱獄や現金輸送車強盗など複数の事件で禁錮刑を科されている。刑務所の看守はAFP通信に、「非常に礼儀正しいが、頭の中では常に脱獄の計画を練っていた要注意人物だ」と語った。
 ファイド受刑者はアルジェリア人労働者の家庭に生まれ、パリ郊外の移民の多い地区で育った。犯罪人生をつづった自伝を著し、テレビにも出演。低所得者団地に暮らす若者らから絶大な支持を得ている。(2018年07月02日)

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