約5300年前のミイラ「アイスマン」 写真特集

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 アルプス氷河で1991年にミイラで発見された約5300年前の中年男性「アイスマン」は、目の色が茶色で、血液型はO型、牛乳が苦手だった可能性が高いことが分かった。ドイツ・サーランド大などの国際研究チームが細胞核DNAの全遺伝情報(ゲノム)を初めて解読した成果で、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに2月29日発表した。
 アイスマンは新石器時代後期ごろの人類を解明するため盛んに研究されており、40代半ばで左肩に矢を受け、顔を凶器で殴られて死んだことが分かっている。2008年には細胞小器官ミトコンドリアのゲノムも解読された。
 写真は、イタリア北部ボルツァノの考古学博物館に展示された約5300年前の凍結ミイラ「アイスマン」(イタリア・ボルツァノ)(2011年02月28日) 【AFP=時事】

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