カタルーニャ独立問題 写真特集

1/23

スクロールで次の写真へ

 カタルーニャ自治州議会による独立宣言可決を喜ぶ人々=2017年10月27日、スペイン・バルセロナ【EPA=時事】

 スペインのラホイ首相は27日、独立を目指している東部カタルーニャ自治州政府のプチデモン州首相ら幹部を罷免したと発表した。同時に州議会も解散した。12月21日に前倒しで州議会議員を選ぶ選挙を実施する。同州議会の独立宣言を受けて発動させた憲法155条に基づく自治権停止の一環。住民が反発を強めるのは必至で、独立を求める世論が一段と高まる事態も想定される。
 また地元メディアによると、検察当局は27日、独立運動を主導してきたプチデモン氏を「反乱」容疑で週明けにも訴追する方針を決めた。スペインの刑法で、反乱罪は最大30年の禁錮刑が科される重罪。訴追対象は首相以外の州政府幹部にも広がる可能性がある。裁判所が許可次第、本格的な捜査が始まる見通しだ。
 ラホイ首相は27日の演説で、プチデモン氏らの罷免について「これまで責任ある立場にあった者に、国家に対する不服従を止めさせるための対策だ」と説明。その上で「平和的な手段で法の秩序を回復させる」と理解を求めた。
 カタルーニャ州議会は27日、今月1日に実施した州独立を問う住民投票で独立賛成派が勝利したことを踏まえ、中央政府の制止を無視する形でスペインからの独立を一方的に宣言。中央政府は独立の動きを阻止するため自治権停止の発動を決め、必要な上院の了承も同日取り付けた。
 検察当局はこれまで州政府幹部に対する表立った捜査を控えてきたが、独立宣言を機に態度を硬化させた形だ。
 27日夜(日本時間28日午前)には州都バルセロナの街角に独立を支持する数万人が繰り出し、夜遅くまで独立宣言を祝った。州首相府周辺に集まった人々からは、中にいるとみられるプチデモン氏に「姿を見せてほしい」と呼び掛ける声が聞かれた。

関連記事

キャプションの内容は配信当時のものです
ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ