世界遺産に登録された平泉の遺跡群は、12世紀に東北地方を支配した奥州藤原氏が、4代にわたり築き上げた寺院や庭園。構成する五つの遺跡は、いずれも岩手県平泉町にあり、仏の教えで平和な理想社会を目指す、仏国土(浄土)が表現されている。
中心となる中尊寺は、11世紀後半に東北地方で続いた戦乱で亡くなった霊を慰めるため、初代清衡が四半世紀かけ造営したとされる。国宝の金色堂は、藤原氏3代の遺体と4代目泰衡の頭部が安置される霊廟(れいびょう)で、広大な境内全域が特別史跡にも指定されている。
写真は、中尊寺金色堂(文化庁提供) 【時事通信社】